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CASE16 医療施設 武蔵嵐山病院(埼玉県東松山市)

絶えず地域に寄り添い、ソフト・ハードの両面から機能強化を進めオンリーワンの“選ばれる病院”を目指す。

新病院の移転・新築によって施設面から課題解消と機能向上を両立。

事業展開

埼玉県の中部に位置する嵐山町。変化に富んだ地形と豊かな自然環境に恵まれたこの地において、長年地域医療に貢献されてきたのが、医療法人蒼龍会武蔵嵐山病院さまです。1982年の開設当初は、内科55病床でしたが、多様化する地域の医療ニーズに応え、年月を重ねるごとに機能を充実。現在では「総合診療」「透析医療」「リハビリテーション医療」「在宅医療」「健診医療」を5つの柱とし、それぞれ高い専門性を持たせた診療機能を核とした全157病床(一般病床43床(うち地域包括ケア病床10床)、療養病床58床、回復期リハビリテーション病床56床)の病院として、地域から高い支持を集めておられます。

特に、透析医療に関しては、他の医療機関に先駆けて1992年より着手。周辺市町に設けた4つの診療所とともに、増え続ける患者さまのニーズに応えておられます。また、昨今ニーズが高まってきた回復期リハビリテーション病床についても、地域の医療環境や介護療養病棟の将来的な廃止を見据え、2007年に22床の転換を実施。その後も増床を続けてこられるなど、常に地域に寄り添う医療活動を展開されてきました。

さらに、地域の高齢化への対応については、1999年の在宅介護支援センター「おおむらさき」開設を皮切りに、通所リハビリテーション、訪問看護ステーションを病院に併設しておられます。

36年の歴史の中、選択と集中を続けて病院機能の充実を図ってこられた武蔵嵐山病院さま。しかし、その過程においては人員拡充もさることながら、ハード面においても幾度かの改良と更新をされてきましたが、昨今は、進む老朽化や耐震性への不安だけでなく、増改築を繰り返したことによる非効率な動線、使い勝手の悪化など、さまざまな課題を抱えておられました。

そこで、同法人では病院の建て替えを計画。駐車スペースに新病院を建設後、旧建物の解体を検討されましたが、敷地の規模から予定した建物建築ができないことから、隣地の購入を検討されました。ところが、敷地と敷地の間に水路があるため、旧病院との連動が困難なことが分かり、計画は一旦中断することとなりました。そんな折、現在の菅野理事長が就任されたことを機に、計画は再始動。病院の移転を新たな選択肢に加え、隣接する東松山市の鉄道駅から近くの幹線道路沿いの建設地を確保されるに至りました。

具体的な建設計画に移りながらも、プランやコスト面に課題を抱えておられた蒼龍会さまに対し、大和ハウス工業が改善策をご提案したのが2015年のこと。同法人の新病院への思いに応え、設計や仕様、コスト面においても希望に添った新たなご提案を行いました。

計画にあたりコンセプトとなったのが、「ハード面からの機能向上」と「職員アメニティの充実」です。建物プランは、5つの診療機能が効率的に配置され、有機的な連携が図りやすいよう、業務の効率化につながる動線が計画されました。また、新病院開設を機に、救急部門の機能充実を目指されることから、患者さまの搬入口の独立をはじめ、さまざまな環境整備にも配慮したプランとなりました。さらに、各階に設けた職員休憩室やゆとりある更衣室など、職員の意見を数多く取り入れたアメニティ機能には、菅野理事長のこだわりが込められています。

こうして2018年11月、武蔵嵐山病院の新病棟は完成しました。オープンに先立って開かれた内覧会には、約1,500名もの方が訪れるなど、地域の注目度や期待の高さがうかがえます。

課題

THEME-1
1982年開設の旧病院は老朽化が進み、患者さまの療養環境の悪化のみならず、職員の作業環境にも影響が生じていた。
THEME-2
地域の医療ニーズに対応するため、透析医療や回復期リハビリテーション病床に病院機能を拡大し、ハード面も増改築を重ねることで対応してきたが、不具合や使い勝手の悪さが顕著となっていた。
THEME-3
敷地の容積的に駐車場を活かした建て替えは不可能。隣地への新病棟建設を計画したが、立地条件の面から旧病院と連動した運営は困難だった。

計画のポイント

POINT-1
予算に合わせ、ローコストを実現した設計力
病院として求める機能はそのままに、設計プランを極限までブラッシュアップ。職員スペースを各階に分散させるなど、細部にまで工夫を凝らし、全体的にコンパクトながらも効率性と機能性に富んだ施設計画により、総合的な建設コストの圧縮を実現しました。
POINT-2
病院全体の機能強化と職員アメニティの向上を重視した施設計画
「総合診療」「透析医療」「リハビリテーション医療」「在宅医療」「健診医療」を行う5つの診療機能を核とした157病床を効率的に配置。さらなる病院機能の向上が図られています。また新病院は、病院運営を支えている職員の「働く環境の向上」をメインコンセプトに計画。事前にヒアリングを実施するなど、現場のニーズを可能な限り建物設計に活かされました。
POINT-3
利便性の高い東松山市への移転・新病院建築を計画
患者さまは、比較的広範囲から同院を利用されていることから、開設の地である比企郡嵐山町を離れ、隣接する東松山市内の広い建設地を確保。駅前立地であるとともに、幹線道路沿いのため、駐車スペースを広く取るなど、患者さまやご家族にとって「便利で通いやすい病院」を目指されました。

CASE16

医療施設 武蔵嵐山病院

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