病院の建替・移転・増改築支援

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CASE10 医療施設 洛西シミズ病院 回復期リハビリテーションセンター(京都府京都市)

地域医療の核となる医療法人として回復期病床の充実化を実現し、よりきめ細かな包括ケアを目指す。

グループ病院全体の病床再編成を行い地域待望の回復期リハビリテーション施設を開設。

事業展開

京都市西京区から国道9号に沿い亀岡、南丹、福知山に至るエリアにおいて医療・介護・福祉事業を展開されているシミズ病院グループさま。グループの中核を担うのは、医療法人清仁会さまです。昭和32年、京都市西京区内にシミズ外科として診療所の開設によって始まった同法人では現在、医療施設は4病院・1クリニック、介護老人保健施設2施設、小規模多機能型居宅介護やグループホームなどの看護・介護施設を10施設運営されており、医療・介護・福祉を含めた総ベッド数は1,322床。その充実した体制とこれまで積み重ねてこられた実績で、長きに渡り地域医療に貢献されてきました。

また、清仁会さまの特色として挙げられるのが、4つの病院それぞれが専門性が高い医療の得意分野を確立していること。脳神経外科を中心とする高度急性期病院として24時間の救急対応を行うシミズ病院、整形外科の急性期医療から始まり回復期として整形外科疾病などの在宅復帰機能を担う洛西シミズ病院、大学医学部付属病院を起源とした184床(一般病床108床・地域包括ケア病床35床・医療療養病床41床)を持つ洛西ニュータウン病院と、4病院中3病院は半径1.5km圏内での機能分化を効果的に図りつつ、連携を深めることで多くの患者様一人ひとりに総合的なケアを実現されています。

シミズ病院グループ様の多くの拠点が置かれている京都市西京区や亀岡市、南丹市、福知山市では、かねてより回復期リハビリテーション病床の不足が問題視されており、地域のニーズも日増しに高まる状況でした。清仁会さまでも、これに対応すべく、整形外科の実績が豊富な洛西シミズ病院の一般病床の一部を回復期リハビリテーション病床に転換することにより平成25年に37床の運用を開始されました。しかしながら常に満床状態となり、他の医療機関はおろか同法人内の要請にも十分に応えることができなかったといいます。

こうした状況を踏まえ、清仁会さまでは、地域において最も高い医療ニーズである「回復期リハビリテーション病床の充実」を積極的に取り組まれることとなりました。洛西シミズ病院の敷地内に、病床と高いリハビリテーション機能を備えた新たな施設の建設を計画。病床に関しては、同法人内の他病院から高度急性期対応の一般病床の一部を移管し転換することとし、計100床の回復期リハ病床を確保されました。これにより法人全体の病床再編にもつながることになりました。

計画に際しては、建設会社数社に提案を依頼。その中で複数の提案要素が決め手となり大和ハウス工業にご依頼いただくこととなりました。平成28年4月に完成した「洛西シミズ病院 回復期リハビリテーションセンター」は、100床の回復期リハビリテーション病床をはじめ、4階すべてを活用した充実のリハビリは、屋内・屋外を有機的に連動させた画期的な構造となっています。

課題

THEME-1
従来から「整形外科・リハビリの洛西シミズ病院」として地域に広く認識されており平成25年に37床の回復期リハビリテーション病床を設けたものの、予想以上に地域の医療ニーズは高く、2次医療圏域全体の慢性的な不足の解消までは至らなかった。
THEME-2
京都・洛西地区にそれぞれ急性期・回復期・療養と異なる病床を持つ3病院を展開され、法人内における病床機能の明確化を進めてこられた清仁会さま。病院間の連携を深め、患者さまを在宅復帰までトータルにサポートするためにも回復期の充実を図る必要があった。
THEME-3
2025年に向け、病床機能の明確化・厳格化が進む中、全国的にも増加が見込まれる回復期リハビリテーション病床。同法人への他の医療機関からの要請や期待度が高かった。

計画のポイント

POINT-1
敷地内のスペースを効果的に活用した施設計画
敷地内には、洛西シミズ病院さまの病棟と同法人が運営するガンマナイフセンターや介護老人保健施設が開設されており、それらの施設と効果的に連携するため、同一敷地内にリハビリテーション病棟の建設を計画されました。1階部分は既存施設と通路でつながっており、患者さまやご利用者さま・職員の利便性が考慮されています。
POINT-2
こだわりの詰まった充実のリハビリテーションエリア
今回、清仁会さまが最もこだわられたのがリハビリテーションエリア。「質の高いリハビリテーションの提供」への思いをカタチにすべく、4階には室内と屋外、さらに屋上にもリハビリエリアを設けられました。
POINT-3
近隣大学の協力による館内のカラーコーディネート
医療を通じ、長年地域とのつながりを大切にしてこられた医療法人清仁会さま。回復期リハビリテーション病棟の新設にあたっては、近隣の京都市立芸術大学ビジュアルデザイン専攻の大学院生や教授をはじめとしたご関係の方々の協力を仰ぎ、快適さを追求した内装カラーデザインやサインデザイン等を新たな試みとして採用されました。

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